お雛様のしまい方について

 3月3日を過ぎてもお雛様を出しておくと、結婚するのが遅くなるなどといいますが、 これは、出したものはしっかり片付けるという子供へのしつけに由来するもので、 特に故事や歴史的背景に因んだ言い伝えではありません。

   では、お雛様をしまうのはいつが良いのでしょうか。 紙や布、藁などの素材でつくられるお雛様の天敵は、湿気と虫です。 虫については最近では専用の防虫剤などが売られていますが、 湿気については意外と無関心なのではないでしょうか。 当店が受ける人形の修理の多くが、顔や着物に出たシミについてなのですが、 実はこのシミは、湿気により発生するケースがほとんどなのです。

   そこで人形をしまう時は、晴天が2〜3日続いた湿度の低い日に、 防虫剤や乾燥剤と一緒に箱に収めることをおすすめします。 しまう場所も、なるべく乾燥した、日光の当らない所を選んでください。 また人形の顔には直接手を触れず、ティッシュや軟らかい布等で覆ってください。 お道具や塗りの段、屏風なども直接手で触れるとシミの原因となりますので、 手袋をするなどして、油やキズがつかないように扱ってください。

知っておきたい!お雛様あれこれ

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